公募第17回文化書道筆翔連合会書道展記

はじめに新型コロナウイルスにより罹患された皆様に心より御見舞申し上げます。

桜の便りと新型コロナウイルスのニュースが聞かれる3月、大阪市立阿倍野市民学習センターに於いて公募第17回文化書道筆翔連合会書道展が開催されました。
しかし本年は、未知のウイルスの感染拡大に伴い、イベント等さまざまな社会活動の延期、中止、自粛の為、午後の表彰式を執り行うことは出来ませんでした。

展覧会会場には西脇呉石先生、西脇雲石先生、西脇韻石先生の御遺墨が飾られ、当連合会会長はじめ副会長、会員、準会員のすばらしい作品を展示致しました。一つ一つ気持ちを込めて努力して書かれた作品は、力作ばかりで感動を覚えました。

並びには学童の毛筆作品とペン字作品が数多く展示されました。子供達が力一杯、大きくのびのびと書いた作品を見て、自分の子供の作品を展示して頂いた時のことを思い出し、胸が熱くなりました。
皆様のたくさんの作品に触れることが出来、改めて日本古来の伝統文化の大切さを感じ、学ばせて頂きました。

本年は御来賓の先生方の御臨席を賜れず、貴重な御講評をお聞きすることも出来ず残念でした。来年の展覧会に向けて、多くの練習時間を設け、充実感を味わえる日々を過ごしてまいりたいと思います。

最後になりましたが、今回の書道展の開催にあたり御協力下さいました方々に心より御礼申し上げますと共に、文化書道学会の益々の御発展を祈念致しまして書道展の報告とさせて頂きます。

（橋本景粹記）