第29回文化書道南関東連合会書道展記

秋風が心地よく、好天に恵まれた11月3日から6日までの4日間、横浜駅近くのかながわ県民センターに於いて、第二十九回文化書道南関東連合会書道展を開催致しました。

改装工事が済み、明るくきれいになった会場に西脇呉石先生、韻石先生をはじめ本部審査員の先生方の格調高い作品を展示させて頂き、元気いっぱいの学童作品110点、会員の半截、共同作品の短冊、茶掛、南画、篆刻等、バラエティに富んだ作品が並びました。

最終日の6日の午後には、実に3年ぶりとなる授賞式を行いました。せっかくの晴れ舞台なので家族そろって参加したいという声も聞かれましたが、人数制限を設けての式となりました。

学童上位入賞者による席上揮毫で素晴らしい作品が披露されると、村山正桂会長から一人一人に賞状やトロフィーが手渡され、温かい拍手が沸きました。

そして代々木文化学園賞に輝いた中学3年生が立派に挨拶し、授賞式は無事に終わり、大勢の方々から「素晴らしい式でした」と感激や感謝の言葉が寄せられました。

連合会の活動も自粛が多い昨今、今回は作品搬入後に決起会と称し、横浜の素晴らしい夜景を観ながら、ささやかな会食ができました。

久しぶりの集いに、和気藹々とした楽しい時間はあっという間に過ぎ、名残惜しく解散しました。

末筆となりますが、書道展をご支援下さいました代々木文化学園、文化書道学会、文化書道全国連盟、各連合会の先生方に厚く御礼申し上げます。

そして文化書道学会の益々のご発展と誌友の皆様のご健勝を祈念申し上げ、展覧会報告とさせて頂きます。

須田祥佳記