展示会後記

桜が見頃を迎えた3月27日、阿倍野市民学習センターにて第3回大和書友会書道展を開催致しました。

コロナ禍の中、開催に不安を抱えながら準備を始めましたが、折しも蔓延防止重点措置が書道展の一週間前に解除され、当日はご父兄の皆様をはじめ沢山の方にご来場頂き、大変賑やかなものとなりました。
会場には初代会長の西脇呉石先生の御遺墨を中心に本部審査員の先生方、そして大和書友会の前身である大和中央連合会会長の故吉田清峰先生、本部審査員で何度も御指導下さった故日置鈴翠先生の玉作が会場に花を添えて下さいました。

午後からの表彰式では、大畑桃園会長の「字は心をあらわす」という講話に子供達も熱心に耳を傾けていました。そして祝電披露の後、一人一人に賞状とトロフィー、盾が授与され、小さい子供達が初めてのトロフィーに喜ぶ姿がとても可愛らしく見えました。
また表彰式の後には、学童の上位入賞者達による席上揮毫が披露され、四字熟語を一人一文字ずつ、大勢の来場者の方々が見守る中、堂々と揮毫し、大きな声で意味を発表する子供達の姿に感心させられました。この経験は子供達にとってもよい思い出となったことと思います。

盛会のうちに書道展を終えることが出来ましたのも、ご支援下さいました代々木文化学園、文化書道学会、文化書道全国連盟、その他お力添え下さいました皆様のお陰と会員一同心より感謝申し上げます。

末筆になりましたが、全国誌友の皆様のご健勝を祈念申し上げ、書道展のご報告とさせて頂きます。
（阿部玉春記）