ひめゆり書道教室三十周年記念を迎えて
桜花の候、沖縄ではアジサイの花が開花する季節となりました。
1993年(平成5年)ひめゆり書道教室を開室して早くも三十年が経ちました。私の恩師、宮川桂州先生が5年前に他界され、今年の1月に宮川先生の遺作展を無事終え、遺作展記を月刊誌にも掲載させて頂き、安堵すると同時に3月31日から4月1日の二日間、ひめゆり書道教室の30周年記念として生徒達に特大筆の体験を行いました。
特大筆は宮川先生が特注で作らせ、私が小学校の頃から目にしていたものです。それを宮川先生の御子息が「特大筆を生かして欲しい」とおっしゃってくれたので先生の形見として頂いたものです。
先生が現役で御活躍の頃、教え子達に特大筆の体験をさせていたように、私も先生と同じように生徒達に特大筆の体験をさせてもらいました。
子ども達は初めての体験で胸をときめかせ思うままに筆を運びました。
書き終えた子ども達の顔には笑みがこぼれ、仕上げに印の代わりとして朱墨で手形を押すと、そこには達成感を味わう子ども達の姿がありました。
これからも宮川先生の魂が込められた特大筆を生かせるように大切に使用していきたいと思っております。
末筆ながら文化書道学会の益々の御発展と誌友の皆様のご健勝をお祈り申し上げ、ひめゆり書道教室の三十周年記念の御報告とさせて頂きます。
新垣春月記
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