全国誌友の皆様のご来観をお待ち致しております。
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「第40回文化書道奈良県万葉連合会展記」
初夏の風も爽やかな6月29、30の両日、第40回文化書道奈良県万葉連合会展を開催致しました。
会場は奈良の文化発信の拠点ともなっている奈良県文化会館で、奈良県庁や県立美術館に隣接し、約三百年振りに再建された興福寺中金堂の鴟尾も金色の輝きを青松の枝越しに垣間見せている、そうした環境の中にあります。
当会では従来から展覧会場の設営は、会員が協力して自らの手で行っており、今年も五百余点の作品を、会場の雰囲気や見易さに気を配りながら展示致しました。
思い返すと、当会発足当初の頃は展覧会に適した設備のある会場が見当たらず、止むを得ず自前の展示パネルを製作して使用していた時期もありました。今回は第40回の節目の展覧会となりましたので、記念企画として扇子を作ることになり、それぞれ好みの詩句や墨画などを書き、会場の一角に展示しました。
表彰式は29日午後、会館内の小ホールで行いました。式典は大西理事の司会で進行され、まず内田静峰会長から挨拶があり、次にご来賓の堀華影全国連盟理事長から丁重なる御祝辞を頂戴しました。
引き続き奈良県知事賞以下、上位入賞者の賞状授与が、父兄や友人達で満席の会場の中、拍手を受けながら滞りなく行われ、無事終了しました。
第40回展も茲に盛会の裡に終了することが出来ましたが、改めて多年に亘りご支援、ご協力を頂いております各位に厚く御礼申し上げます。
(川田胡秋記)