展示会後記
「第44回文化書道大阪教場連合会合同書道展記」
爽やかな秋晴れとなった10月22日、大阪府教育会館たかつガーデンにおいて第44回文化書道大阪教場連合会合同書道展を開催致しました。
会場には西脇呉石先生、雲石先生、韻石先生、本部審査員諸先生方の作品を展示させて頂きました。また会員、一般、学生、学童等253点の力作が並びました。
今回、企画として「ぼくと私の令和6年カレンダー」と題し、子供達が自由に文字、絵、貼り絵、折紙等でカレンダー上半分を埋めて作成。
最年少は5歳。
こちらのコーナーでは、観覧の人達が子供達の力強さやユーモア等に感心、頬を緩める姿が見受けられ、ほんわかとした雰囲気を感じました。
午後1時からは入賞者の表彰式を挙行。近隣連合会諸先生方のご臨席を賜りました。
はじめに大阪教場連合会、今津晴景会長の挨拶では
「夏の甲子園高校野球大会開会式宣誓で、追いかける勇気さえあれば夢は叶う、とありました。書道も一緒です」
とのお言葉があり、来賓を代表して浪速連合会の三宅穂秋先生からは
「スマホには修正しながら画像等作るという便利な機能があるが、墨は修正できない。またスマホデータは時間の経過やボタン一つで消えるが、墨は消えない。後々まで残る。何枚も書き積み重ねた作品には心がある。思いの籠った作品をこの会場で見せて頂きました。これからも皆さんは自分の作品をたくさん残すよう頑張って下さい」
と励ましのお言葉を頂戴しました。
1人1人の賞状授与の後、記念撮影となり、式典は滞りなく終了することが出来ました。
最後になりましたが、ご支援頂きました代々木文化学園、文化書道学会、文化書道全国連盟、またご多用の折ご臨席賜りました先生方に心より感謝申し上げますと共に、文化書道学会の益々のご発展と誌友の皆様のご活躍、ご健勝を祈念しまして書道展の報告とさせて頂きます。
北野祥景記