全国誌友の皆様のご来観をお待ち申し上げます。
「第49回文化書道九州連合会書道展」
●会期
2019年8月31日(土)
●開催時間
午前9時~午後4時
表彰式 学童部は午後1時、一般部は午後2時20分より
●開催場所
長島美術館
住所:鹿児島県鹿児島市武3-42-18
会場までの地図はコチラをご覧ください
●主催
文化書道九州連合会
●連絡先
大野 陽山(096-232-0161)
展示会後記
「第49回文化書道九州連合会書道展記」
夏休みも終わりの8月31日、第49回文化書道九州連合会書道展が鹿児島市の長島美術館で開催されました。
こちらの美術館は桜島が眼前に迫り、錦江湾、鹿児島市を一望に見下ろすことのできる絶景スポットでもあります。
書道展当日の朝はあいにくの土砂降りで、福岡や熊本など遠方の方々は足元を濡らしてお出で下さいました。
会場は三部屋をくりぬいた、ゆったりとした空間に光沢のある板張りの床で、静謐な奥の部屋には西脇呉石先生をはじめ初めて本部審査員の先生方の玉作を飾り、凛とした空気が感じられました。
続いて一般、高校生、学童の条幅が展示されました。小学生は条幅を書く機会がありませんので、この書道展に向けて初めて書く子もおり、書く方はもちろん、書かせる方も大変でしたが皆さん頑張りました。小学三年生の作品の中で「かぶと虫」という字が四点ありました。名前ももう少しという感じでしたが、美術館の館長さんが側に来られて「あのかぶと虫はいいですね。ゴソゴソと今にも動き出しそう」とニコニコと身振り手振りで話されました。その視点にハッとさせられました。子供の挑戦、先生の挑戦、これでいいのだ、そして表装して皆さんに見てもらえて本当に良かったと思いました。
次の壁面には鹿児島に因んだ課題が書かれた学童や一般の半紙作品、小作品、硬筆、ペン字、筆ペンと全部で300点の作品が整然と飾られました。
最後の壁面には特別展として過去3年間、見て頂く機会を得なかった『文化書道』の夏季錬成、書初競技会で賞を頂き表装した条幅11点(内、最高賞3点)、同じく額装した硬筆15点(内、最優秀賞4点)、青年の部の最高賞が飾られ、こちらも頑張っている子供たちにとって良い励みになったと思います。
表彰式は会場いっぱいの子供たち、親御さんたちで賑わいました。
記念写真は最初、館内の予定でしたが、幸いにも雨が上がり、館内の庭で雲の中からてっぺんだけ覗かせた桜島をバックに撮影することができました。広々とした庭に子供たちの歓声が響き、笑顔が溢れていました。
最後に御協力頂きました皆様型に深く感謝致しまして書道展の御報告とさせて頂きます。
(林 吟秀記)