第52回文化書道九州連合会書道展記

猛暑日が続く中の8月20日、第52回文化書道九州連合会書道展を薩摩川内市にある「ＳＳプラザせんだい」で開催致しました。

ここは2年前にできたばかりのとてもきれいな建物です。

会場には本部審査員の先生方の玉作を飾り、そして九州連合会の先生方の作品、会員の条幅、半紙、ペン字、筆ペン、色紙と、学童の条幅、小型条幅、半紙、硬筆の作品を二つの会場を使って展示しました。

作品総数は約400点でした。

色紙は今回アニメをデッサンしたものが多数あり、皆さんにとても楽しんでもらいました。

また会場では特別展として過去3年間、文化書道の全国小中学生書道競技会と書きぞめ競技会で入賞した作品、同じく入賞した硬筆作品、夏季錬成競技会と書初競技会の青年の部の入賞作品を飾りました。

来場した子供達にとって良い勉強になったと思います。

今回は林吟秀先生所蔵の本部審査員の先生方の作品も展示し、皆さん熱心に見ておられましたが、室岡春石先生、中富欣堂先生、赤星秀水先生の作品の前では立ち止まり、思い出を語り合っていらっしゃいました。

実はここ「ＳＳプラザせんだい」は展示室がなく、九州展の為に私達は会議室を展示室に変えなければなりませんでした。

60歳代から中学生までの生徒さん達にも来てもらい、皆で椅子とテーブルを外に出し、大きなパネルを室内に入れるという大がかりな作業をしました。

皆で汗を流したのです。

その皆さんが翌日、晴れの表彰式に集まり、式場はとても賑わいました。

九州連合会会長の下西祥石先生より「コロナ感染者がとても多い中、このような九州展をやって頂いて感謝です」とのお言葉がありました。

今回の九州展開催にあたり、ご協力下さったすべての皆様、有難うございました。

文化書道学会の更なる発展を祈りつつ、書道展のご報告とさせて頂きます。

大久保吟山記