第六十五回文化書道関西展記
御堂筋の銀杏並木が黄色く鮮やかな小春日和の11月27日、大阪市中央区の御堂筋会館にて第65回文化書道関西展が開催されました。
会場には初代会長西脇呉石先生、二代会長西脇雲石先生、三代会長西脇韻石先生の御遺墨を中心に本部諸先生方の玉作が飾られ書道展を重厚にして華やかさを添えて頂きました。
続いて会員及び準会員の作品43点、学童作品269点、そのほか南画作品と意匠を凝らした小作品が展示され参観の方々の目を引いていました。
会場はコロナ対策を気遣いながらも多くの家族連れや一般参観の方々に来て頂き賑わいました。
午後1時から学童の部、午後2時から一般の部の表彰式が、各連合会の諸先生方の御臨席の下、神原和堂、和田秀華両氏の司会により行われました。
始めに連盟旗入場、旗手は清水翠石氏。
二村静州副会長の開会の辞より始まり、御来賓の諸先生方の紹介、引き続き直井松園会長の挨拶。次に浪速連合会会長の奥田雅石先生、近畿連合会会長の坂本峰雲先生の御祝辞を頂戴致しました。
そして祝電が披露され、賞状の授与に移りました。
受賞者は緊張しつつも保護者の方や友人に見守られる中、一人一人しっかりと賞状とトロフィーを受け取っていました。
一般の部では原田書道教室の前田春景さんが、学童の部では神翠書道会の小野風伽さんが大阪府知事賞を受賞され、謝辞を述べられました。
そして中西翠景副会長の閉会の辞をもって表彰式は滞りなく終了しました。
末筆となりましたが今回の書道展に際し御支援を賜りました本部並びに各連合会の諸先生方に心より御礼申し上げますと共に、文化書道学会の益々の御発展と誌友の皆様の御健筆をお祈り致しまして関西展の報告とさせて頂きます。
村野春悦記