暖かい日差しが差し込む窓から、金柑の実がぎっしりなっている木を眺め、金柑ジャムや金柑ハチミツを作る季節になったのだと春の訪れを感じます。
2020年3月頃からの武漢ウイルスに始まり、もう既に2年近く私たちの生活や活動等が大きく制約される中、ここ南カリフォルニアは、郡によってマスクの着用が必要だったり、ワクチン接種証明が必要だったり、いろいろと規制はありましたが、三月に入り、その規制が緩和され映画館、レストラン、イベント等はほぼ通常営業に戻ってきています。
文化書道米国連合会の会員の大半がご高齢ということもあり、今回の書道展覧会も誌上展覧会として催すこととなりました。
こんな時期にもかかわらず今回も多くの会員の方々から誌上展覧会に半紙一枚から二枚の作品が届けられ、オンラインと写真アルバムで朋友の作品を鑑賞して頂きました。特にベニス書道会の若い生徒さんたちの力あふれる作品には、米国文化書道の明るい未来がうかがえました。
送られてきた作品は、級・学生の部、級・大人の部、初段~三段の部の三部門に分けられ、理事会にて厳正なる審査が行われ、級・学生の部ではチェン・リエンさん、級・大人の部では馬場達夫さん、初段~三段の部では江頭かほるさんがそれぞれ金賞を受賞、また銀賞、銅賞も決定され、受賞者にはギフトカードが贈られました。
そして「会場での展覧会とは違い誌上展覧会ではゆっくりと何回でも自分の作品や朋友の作品を鑑賞することができるので、自分の書の糧として一層の努力と精進を重ねていって欲しい。また今年は文化書道が米国に紹介されてから50年(半世紀)という節目に当たります。是非、会場で沢山の方々に私たち会員の作品を鑑賞して頂きたいと考えております。夏季錬成や書初競技会で好成績を収められ表装した作品、また自分の気に入った作品等、今から準備して頂き、会場いっぱいに私たちの作品で埋め尽くし、来場される皆様方に日本文化、書道の素晴らしさを堪能して頂きたい」という岩倉美石会長のお言葉がありました。
(大澤悦子記)
大賞
準大賞
努力賞
準努力賞
奨励賞
準奨励賞
代々木文化学園賞
文化書道学会賞
審査員特別賞
団体賞