桜吹雪が舞う4月9日、10日、兵庫県連合錬成会を尼崎市中小企業センターにて開催致しました。
講師として評議員の千田篁甫先生にお越し頂き、会員、準会員両日共に20名が参加致しました。
月刊誌4月号の巻頭競書や今年の書道展の作品、検定課題にと各々自由課題に取り組みました。
初日、千田先生は会場に着かれると早速参加者の作品を添削され、筆への墨の含ませ方、運筆の遅速など丁寧に説明して下さり、今更ながらに知り得たことも多々あった次第です。
力を入れずに柔らかく筆を持つ等、まだまだ習得には程遠く、私には一生の課題になりそうです。
添削の後は千田先生の席上揮毫となり、参加者一同は見入ってしまい時が止まったかのような静寂なひとときでした。
その後、会場の壁面に、会員は事前に出されていた課題作品、準会員はその日仕上げた作品を掲示し、作品講評が行われると貴重な体験に皆満足な表情を浮かべておりました。
初日の錬成会は5時過ぎに終了し、その後の千田先生を囲んだ食事会では、昔話に花が咲き楽しいひとときを過ごしました。
2日目、前日に続き新たな参加者へも丁寧なご指導をして下さり、最後に参加者全員の作品を掲示し、講評を頂きました。
この2日間で先生はどれだけのお手本を書いて下さったのだろうと少々心配になりました。
この錬成会を終えて、千田先生より「会員はもとより準会員の熱意のすごさに先の明るさが見えたよ。」とのお言葉を賜りました。
また会員たちからは「千田先生のお人柄に触れた密度の濃い二日間でした」「今回の錬成会での心地よい刺激を自分の中で上手に燃焼していければ」などの意見が聞かれ、各々大変有意義な錬成会になったようです。
私自身としては会員相互間の筆・半紙・墨など情報交換も非常に有難い収穫となり、企画して頂きました役員の方々に大変感謝致します。
兵庫県連合会はこれからも切磋琢磨しながら更に飛躍していくであろうと確信しつつ、書の醍醐味を肌で感じた錬成会となりました。
最後になりましたが、文化書道学会の益々のご発展と誌友の皆様のご健勝を祈念致しまして錬成会の報告とさせて頂きます。
近田萌生記
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