紫陽花が美しく咲く頃の6月9日、10日、古河市ネーブルパーク平成館研修センターに於いて1泊2日の錬成会を行いました。

当館は花と緑の美しい静かでとてもよい環境です。

錬成会には評議員の千田篁甫先生を講師にお迎えしましたが、先生ご夫妻は長旅のお疲れも見せず、にこやかにお着きになり、私達も全員で先生をお迎え致しました。

先生はお茶もそこそこに書について熱く語られ、お手本にとらわれず楽しく書くことが大切と話され、本当にその通りだと思いました。

また、先生はお忙しいところ全員に色紙のおみやげを書いて来て下さり、何の色紙が当たるか、皆大喜びし、楽しみができました。

当会では今年の古典は「書譜」を取り上げましたが、今回の課題は決めず、各自で勉強しているもの、指導して頂きたいものを各々の課題とし、早速、会場に広げての錬成会が始まりました。

以前は全国連盟錬成会があり本当に楽しく参加させて頂きました。

今は全国連盟錬成会が開催されなくなり、錬成会が初めての人も熱心に書き入っていました。

千田先生は1人1人、とても熱心に添削、批評、揮毫しながら潤渇、間の取り方、見せ場を表現すること等、優しく分かりやすいご指導をして下さいました。

久し振りの錬成会でしたが、10年位前までは当会は毎月10時から研究会を行い、会場で書いていたことを思い出し、あの頃は若かったなと懐かしく思いが込み上げました。

楽しい食事のひと時も先生は書の楽しさ、深さをつきることなくお話しして下さいました。

先生の奥様も私達の様子を静かに見守って下さり、感謝です。

最後になりましたが、代々木文化学園の皆様のご協力を頂き大変充実した2日間を過ごすことができましたこと深く感謝致しております。

今後共、各連合会をよろしくお願い申し上げます。

米澤敬扇記

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