6月23日、京都府文化博物館に於いて近畿連合会主催の錬成会が開催されました。
書を通しての交流をより深く奨めるように近隣の連合会に呼び掛けしましたところ、待ち望むかのように90名からの人達が集うことになり、活気ある錬成会となりましたこと、参加者の皆様方に深く感謝申し上げます。
午前10時半頃より開会式を行い、注意事項の後、評議員の千田篁甫先生が直筆の書作品を贈り物として郵送して下さり、参加者全員に差し上げることが出来ました。
先生の温かい御心に深く感謝申し上げます。
この後、いよいよ錬成会が始まり、10名の方が公募文化書道展に向けての大作、全紙二枚継ぎを含めた力作を書き上げ、この錬成会を大きく盛り上げてくれました。
残りの方々は部門別に今錬成会の上位入賞を目標に半截作品を書き、課題は個人の自由としながらも、錬成の主旨は、呉石先生の書風を研究した成果を発表して頂くことに致しました。
会場は250畳の和室、大勢の人で賑わい活気に包まれた5時間、錬成中は無心に書く人や、談笑しながらひと時を楽しむ方々もおられ、会場での雰囲気を和ませてくれました。
午後5時から閉会式を行い、特別会員、七段、五・六段、四段以下、仮名と各部門別の表彰をして、今回の錬成会を無事終了することが出来ましたことに安堵しております。
過去に参加致しました錬成会を振り返ると、全く知らない方々と共に筆を持ち、気負い、焦り、また緊張感を味わいながら自己の技量を悟ることもあり、新鮮な気持ちから新たに書く意欲、喜びにつながることが出来たことを思い返されます。
私達が学ぶ先人の書式は、教育的な美の経験から作り上げられたものであり、呉石流の研究錬成は、社会生活に於いても重要な意義をもっております。
今回の活気ある錬成会の開催は改めて交流の大切さを痛感致しました次第でございます。
最後に、この錬成会でご指導下さいました各連合会の先生方に御礼を申し上げると共に、今後の文化書道学会の発展を祈念致しまして京都錬成会のご報告とさせて頂きます。
坂本峰雲記
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