展示会後記

「第二十七回公募文化書道愛知友心会書道展記」

令和天皇が国内外へ即位を宣言された即位正殿の儀、その御祝いの雰囲気が残る１０月２６日、２７日の両日、高浜市吉浜公民館に於いて第２７回公募文化書道愛知友心会書道展を開催致しました。

前日の２５日の午後１時より全会員、門下生で会場作りをしました。

会場の入口より会員、門下生の作品を飾り、中央に初代会長西脇呉石先生、二代会長西脇雲石先生、三代会長西脇韻石先生の御遺墨をはじめ本部審査員の先生方の格調高く品の良い作品を飾り、奥の部屋に学童高学年の半紙三枚つなぎの仮巻、続いて低学年の八つ切りサイズの毛筆作品、廊下側に硬筆の作品を配置しました。

また、会場の各隅に小さな花を置き、和らぎや優しさの感じる空間にしました。

書展１日目には評議員の田﨑雅香先生、愛知県連合会会長の山崎愛月先生をはじめとする連合会会員の方々が来訪され、親交を深めることが出来ました。
そして両日、家族で談笑しながら鑑賞している姿はとても微笑ましく、心温まる光景でした。

表彰式の日、朝早くより評議員の小野春水先生にお越し頂きました。小野先生は展示会場に足を運ばれ、会員の作品一つ一つにメモ用紙を使われ丁寧に講評、ご指導をして下さいました。

午後１時から当会館ホールにて近藤玉泉先生、石川湲堂先生の司会で表彰式が行われました。

鬼頭副会長の開会の辞に続き、桜井皓城会長より「言葉の意味を考えて書きましょう」というお話があり、高浜副市長の神谷坂敏様より「きれいな字が書けると良い事があるので、習字を続けて下さい」とのお言葉を頂きました。

小野先生は「令和の時代となり、この会も同様に同好会より一つの書道の会として新しく出発することとなり、長く続くように」とのご挨拶をして下さいました。

字形に気をつけて書くようにとの審査報告の後、県知事賞をはじめ上位入賞者に賞状や楯、トロフィーが手渡され、閉会の辞を以て式典は終了しました。

写真撮影の後、全会員で会場の片づけをし、その後、会場を三谷温泉ひがきホテルに移し、懇親会を行いました。

御馳走を頂きながらの楽しいひと時を過ごしました。

翌日、蒲郡市の竹島水族館で魚たちと戯れ、癌封じ寺で有名な無量寺で健康を願い、お昼頃に解散となりました。
小野先生には最後までお付き合い頂き、ご意見、ご指導を賜り、ありがとうございました。

末筆となりましたが、当書道展の開催にあたり、ご支援を賜りました文化書道学会の本部諸先生並びに関係行政等の皆様に心より感謝と御礼を申し上げますと共に、皆様方のご健勝と文化書道学会の益々のご発展を祈念し、書道展の報告とさせて頂きます。

（近藤麗記）