展示会後記

「第三十五回文化書道近畿連合会展記」

秋たけなわの１０月１９日、２０日の２日間、京都文化博物館に於いて第３５回文化書道近畿連合会展が開催されました。
会場には文化書道学会歴代会長の御遺墨をはじめ、会員、準会員、高校生、学童の作品、そして額や半紙、学童の硬筆作品等、多数の作品が２５０畳の和室に整然と展示され、趣深い立派な書道展となりました。

来場者は約７００名を数え、一つ一つの作品に見入って文化書道の書風等を質問される方など関心の高さが窺えました。

２０日午後１時より本部審査員、近隣連合会の諸先生方のご臨席を賜り表彰式が行われました。

坂本峰雲会長の挨拶で始まり、全国連盟理事長の堀華影先生より「書道はいくつになってもできる！」とご経験を交えて継続することの大切さをお話しして下さり「書道を通して心豊かな人生を歩んで下さい」との御祝辞を頂戴しました。

表彰式の最後には、来賓の先生方に当日サプライズで選んで頂いた奨励賞の発表があり、名前を呼ばれた方々の感極まる様子に盛大な拍手が送られました。

その後、京都ブライトンホテルにて懇親会が開催され、秋の京料理に談笑やカラオケなど和やかに親交を深めました。

末筆になりましたが、書道展をご支援下さいました代々木文化学園、文化書道学会、文化書道全国連盟並びにご臨席頂きました諸先生方に厚く御礼申し上げます。そして文化書道学会の益々のご発展と誌友の皆様のご健勝を祈念致しまして書道展の報告とさせて頂きます。
（清水紅舟記）