猛暑も峠を越し、秋の気配が感じられる8月29、30日の2日間、奈良信貴山の千手院に於いて夏季錬成を行いました。

今年は20名が参加し、公募文化書道展、誌上展、関西展等の課題を大広間にて取り組みました。

会長の山本慶州先生をはじめ直井先生、中西先生、二村先生の熱心で丁寧なご指導により、会場は熱気に溢れ、緊張感の中にも無心になって学ぶ楽しさを再確認することが出来ました。

また諸先輩方からは、まだまだ未熟な私にもお声がけ頂き、有難く嬉しい気持ちで書かせて頂きました。

2日目は早朝よりご導師様による書技の上達をご祈祷頂き、身の引き締まる思いで作品に取り組みました。

昼食後は作品を展示して、山本会長より講評を頂き、作品が出来上がっていく過程を拝見することができ、貴重な二日間でございました。

末筆になりましたが、文化書道学会の益々のご発展と誌友の皆様のご健勝を祈念して錬成会の報告とさせて頂きます。
（村上松龍記）