9月29、30日の日程で恒例の錬成会を行いました。
参加者12名は、それぞれの交通手段で箱根大平台の嶺南荘に集合、皆揃って昼食を済ませると、いよいよ錬成会の始まりです。
課題は様々で、月刊誌の競書、特別錬成倶楽部、公募文化書道展等、各自が目標を定めて取り組みました。この時期は書道展の作品作りに励む会員も多く、会場はより緊張感が漂います。ひたすら紙と向き合い、静かな時間が流れていきました。
指導は当連合会会長の村山正桂先生にお願いしました。村山先生は一人一人の作品を大変丁寧に、また熱心に添削して下さいました。ここで教えて頂いたことを生かし、より良い作品に仕上げていきたいと思います。
また今回は半截に二文字ずつ寄せ書きして共同作品を作りました。好みの書体で皆、楽しんで書いており、良い記念作品が出来上がりました。
夕食の時間を迎えてもまだ書き足りない様子の会員が多く、おいしい食事と語らいは手短に、再び錬成会場に戻り、利用時間いっぱいまで書き続けました。時間を惜しみ、書に没頭した充実の錬成となりました。
箱根の湯を満喫した後は楽しいおしゃべりで大いに盛り上がり、夜は更けていきました。
翌日、心配されていた天気は好転、晴天の中、山のホテルへ向かいました。最初にこちらの庭園にある呉石先生揮毫の「遊函嶺」の碑を見学しました。芦ノ湖を臨む美しい景色に魅了され、爽やかな風を感じながら見事な庭園を散策したり、芝の上に腰をおろしておしゃべりをしたり...。昨日の学びと、呉石先生ゆかりの地で仲間と共に過ごせる幸せに感謝の気持ちが溢れるひとときでした。
そしてホテルでの昼食を堪能し、満ち足りた気持ちで箱根を後にしました。
最後になりましたが、代々木文化学園並びに文化書道学会の益々のご発展と誌友の皆様のご健勝を心よりお祈り申し上げ、錬成会の報告とさせて頂きます。
(百瀬祥琉記)
大賞
準大賞
努力賞
準努力賞
奨励賞
準奨励賞
代々木文化学園賞
文化書道学会賞
審査員特別賞
団体賞