日本のカレンダーでは文化の日に当たる11月3日、カリフォルニア州トーレンス市にあるミヤコハイブリッドホテルにて観水流米国錦友詩吟会、長唄のみのり会、津軽三味線の佐々木光露会、落語家伊勢や大福氏の発表会と合同で、米国連合会並びにベニス書道会の書道展を開催致しました。

各会の高齢化による会員数の減少が共同開催の主な理由でしたが、これによって日本領事館から後援を受けることになり、今までとは違った形の書道展となりました。

会場の中と外に計47点の作品を展示し、訪れた100人を超える方々に鑑賞して頂き、大変好評価を得ることができ、地元紙からも絶賛されました。
また作品を観て下さった方の中には、近くに書道教室があれば習ってみたいと興味を示して下さる方もいらっしゃって、新たに教室をオープンすることができました。

今回はベニス書道会と米国連合会の初めての合同書道展でしたが、連合会以外の会員の方の作品を目にする機会を得て多くのことを学び、会員全てが有意義な一日を過ごすことができたのではないかと思っております。
これからもベニス書道会と交流を深め意見を交換し、力を合わせてより良い書道展やその他のイベントを開催していきたいと考えております。
更に11月20日には書道と気との関連、歴史について、ラグナウッズ・カルチャー・カレッジという団体から依頼され、岩倉美石会長、会員の日系二世のアン中平氏が講演を行い、こちらも大変好評を頂きました。

末筆ながら、文化書道学会の益々のご発展と皆様のご健勝をお祈り申し上げ、合同書道展等のご報告とさせて頂きます。
（間宮規子記）